帰れマンデー見っけ隊|高野山奥之院で1200年毎日続く謎の儀式「生身供(しょうじんぐ)」とは?内容・見学ができるかを調査!

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2025年11月24日放送の「帰れマンデー見っけ隊!!」。

今回の旅の舞台は世界遺産・高野山!!

弘法大師(空海)が開山し、1200年以上の歴史を持つ真言密教の聖地として知られている場所。
金剛峯寺を総本山とし、117の寺院が密集しています。

王道ルートでは、“三大開運アイテム”を探したり、壇上伽藍に感動!

対する“山道ルート”では、世界的にも超貴重な【1200年毎日続く謎の儀式】に迫りました。

1200年続いている儀式は一体何なのか、どこで行っているのか、見学はできるのかなど、調べました!

  • 1200年毎日続く謎の儀式とはどんな儀式?
  • 行っている場所や続けている理由は?
  • 見てみたい!見学はできる?

これらが気になる方は、最後まで読んでくださいね。

☆空海と最澄、それぞれの生き方を描いた大作!空海の考え方に触れたければぜひ。

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帰れマンデー見っけ隊|高野山奥之院で1200年毎日続く謎の儀式は「生身供(しょうじんぐ)」

※高野山奥之院参道 PhotoAC

高野山奥之院で1200年毎日続く謎の儀式は何というものでしょうか。

それは、

生身供(しょうじんぐ)

です。

生身供は、約1200年前の弘法大師空海の入定(にゅうじょう)以来、毎日欠かさず続けられています。

どのような内容かを超雑に説明すると、

御廟で待つ空海に食事を届ける儀式

なのです。

1200年以上前の空海に食事とは??と思うかもしれませんよね。

この儀式は1200年前の空海入定(にゅうじょう)以降続けられているもの。
入定とは、涅槃に入らず、生きて仏として存在していることを指します。つまり、空海はいまでも御廟で永遠の瞑想についているとされているのです。

姿としての空海はないのかもしれませんが、確かにそこに存在していると信じられている、ということ。

そのため、1200年もの間、毎日欠かさず続けられているのです。

1日2回の食事提供

食事は朝6時と10時30分の2回提供されます。

気になる儀式の流れは以下。

  • 料理は御廟橋手前の御供所で作られる
  • 嘗試地蔵(あじみじぞう)に味見していただく
  • 維那(ゆいな)に続き、2人の僧侶が食事の入った白木の箱を運び、御廟橋を渡る
  • 燈籠堂の中央に食事をお供えし、読経する
  • 読経後、御供所へと戻る

この内容を、1日2回雨の日も嵐の日も雪の日も欠かさず続けているんですね。
穏やかではない日もたくさんあったと思いますが、長い時間をかけて作られた伝統の重みを強く感じます。

食事内容を軽く調べたところ、精進料理であるのは当然として、果物などデザートが追加されたり、洋食が出ることもあるそう。また午後にはコーヒーなども出されることもあるとか。

お正月にはおせち料理が出されるそうです。構柔軟な内容になっていますね!

また、空海が入定されたという3月21日には、毎年新しい衣の提供もあるとのことです。

延暦寺では1200年続く灯がある

空海と同じ時代の高僧といえば天台宗の「最澄」。
天台宗の総本山・比叡山延暦寺でも1200年続いているものがあります。

それは、不滅の法灯と呼ばれる灯。

延暦寺の根本中堂の中には最澄が刻んだと言われる秘仏・薬師如来像があり、その前に掛かる吊灯籠の中に、最澄の灯した明かりが1200年間絶えることなく灯され続けています。

比叡山といえば、織田信長の延暦寺の焼き討ちが歴史上有名ですよね。
このとき根本中堂の法灯は一度消滅しました。しかし、焼き討ちの30年ほど前に、比叡山から山形県の立石寺に分灯されていた灯火があったのです。

この灯火が比叡山の再興とともに再び根本中堂に運ばれ、灯し直されたことで受け継がれたそうです。

最澄と空海、どちらも1200年受け継がれているものがあるんですね。

帰れマンデー見っけ隊|生身供(しょうじんぐ)は見学可能!

※イメージ画像

1200年もの間続けられている儀式。どのように執り行われるのか、見てみたい!と思う方もいるのではないでしょうか。

生身供は見学可能

とのことです!

参拝者が見学できる部分ですが、 儀式の開始からお供え、読経の様子を燈籠堂で一部見ることができるそう。

ただし、厳粛な儀式のため、御廟橋を渡った先は撮影禁止、脱帽、私語厳禁とされていますので注意が必要です。

高野山奥之院灯籠堂の情報

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